アッパヤ・ディークシタ(英語表記)Appaya Dīkṣita

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アッパヤ・ディークシタ」の意味・わかりやすい解説

アッパヤ・ディークシタ
Appaya Dīkṣita

[生]1520
[没]1593
インドの大注釈家。カーンチー付近で生れる (1552~1624の説もある) 。ペナコンダのベンカタ1世に仕える。最初カルマ・ミーマーンサー派に属し,"Upakramaparākrama" "Vidhirasāyana"を著わした。次にベーダーンタ学派のシャンカラ派に転じ多くのウパニシャッドに対する注釈を著わした。一方,シバ派ビシュヌ派書物に対する注釈をも書いたが,晩年,右道シャクティ派の女神信者となり,『サウンダリヤ・ラハリー』に対する注釈を書いた。さらに詩論家としても有名で,"Kuvalayānanda"を著わした。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android