アナトレピス(読み)あなとれぴす

世界大百科事典(旧版)内のアナトレピスの言及

【甲冑魚】より

…古生代に生息した固い外骨格の装甲をもつ魚類の総称で,無顎綱の甲皮類ostracodermやあごのある板皮綱Placodermiに属する魚類が含まれる。最も古いものはカンブリア紀後期の地層から発見されているアナトレピスAnatolepisである。典型的な甲冑魚の装甲は3層からできており,外側の歯質の層と骨質の中層と基底層からなる。…

【プテラスピス】より

…プテラスピスの仲間には世界最古の脊椎動物の化石が含まれる。アメリカ,ワイオミング州のカンブリア紀後期の地層から発見されたアナトレピスAnatolepisがそれである。プテラスピスの体は骨質の装甲で覆われている。…

【無顎類】より

…シルル紀からデボン紀にかけて生息した10~40cmほどの魚で,体は縦扁し,楯鱗のような小さな突起で覆われている。 世界最古の魚類は翼甲亜綱のアナトレピス属Anatolepisのもので,カンブリア紀の後期の地層から発見されている。【上野 輝弥】。…

※「アナトレピス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android