世界大百科事典(旧版)内のアナフィラキシー・ショックの言及
【アナフィラキシー】より
…その後の研究により現在は抗原抗体反応にもとづく生体反応と定義され,抗原投与後,急激に発症するものをさす。全身的に現れる場合をアナフィラキシー・ショック,局所的に現れる場合を局所アナフィラキシーと呼んでいる。しかし,ふつうアナフィラキシーといえばアナフィラキシー・ショックのことをさす場合が多い。…
【減感作療法】より
…50~70%の治療効果がある。しかし注射量を誤ると,ときに症状の悪化を起こしたり,アナフィラキシー・ショックを起こすことがある。最近ではこのような副作用を起こさないで,しかもより有効な治療法の開発を目指して,抗原を変性させたり,重合させたり,また他の物質と結合させたりする方法が動物実験で試みられ,一部はヒトにも応用されている。…
※「アナフィラキシー・ショック」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」