アネロイド型気圧計(読み)あねろいどがたきあつけい

世界大百科事典(旧版)内のアネロイド型気圧計の言及

【圧力計】より

…一方,1797年コンテNicolas Jacques Conté(1755‐1805)が薄いダイヤフラムを用いた気圧計を初めて考え,1844年ビディLucian Vidie(1805‐66)は波状形のダイヤフラムを張りつけた真空箱をつくり,その弾性変形を利用して圧力を測る気圧計を考案した。水銀気圧計に対して,〈液体でない〉の意味のギリシア語anērosから,ビディはこれをアネロイド型気圧計aneroid barometerと名付けた。この種の弾性圧力計は49年シンツM.SchinzとブルドンEugéne Bourdon(1808‐84)によってそれぞれ独立に発明されたブルドン管圧力計に発展し,当時の蒸気機関の蒸気圧測定に役だつとともに,工業一般に広く応用される道を開いた。…

※「アネロイド型気圧計」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android