アバクス

百科事典マイペディア 「アバクス」の意味・わかりやすい解説

アバクス

古代中世ヨーロッパで使われた計算板。一種算盤(そろばん)で,板に十進法の位を表す一連の溝を刻み,その中で小石を動かして計算する。エジプトギリシアローマで使われ,中世ヨーロッパで盛んに用いられたが,16世紀ごろからアラビア数字筆算普及により衰えた。
→関連項目算盤

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アバクス」の意味・わかりやすい解説

アバクス
abacus

建築用語。ギリシア・ローマ建築で,柱頭の最上部に位置する方形の頂板。アーキトレーブを支える役割を果す。

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