アパッチ（読み）あぱっち（英語表記）Apache

精選版 日本国語大辞典

アパッチ

〘名〙 (Apache) アメリカ‐インディアンのアサバスカン諸族のうち、アリゾナ州・ニューメキシコ州からテキサス州にかけて住む諸族の総称。

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

アパッチ（Apache）

１ アメリカ先住民の一部族。アサバスカン諸族のうち、アリゾナ州・ニューメキシコ州からテキサス州にかけて住む諸族の総称。農耕も行うが、元来は狩猟民である。
２ UNIX系のオペレーティングシステムで幅広く利用されるウェブサーバーのソフトウエア。

出典　小学館

IT用語がわかる辞典

アパッチ【Apache】

ウェブサーバー用のソフトウェアのひとつ。代表的なオープンソースのソフトウェアとして知られ、UNIX系のオペレーティングシステムで広く利用される。◇「Apache HTTP Server(アパッチエイチティーティーピーサーバー)」ともいう。

出典　講談社

百科事典マイペディア

アパッチ

アサバスカ系アメリカ・インディアンの分布の最南部を構成する諸族。ニューメキシコ，アリゾナ両州に住み，漂泊狩猟民であった。部族グループ，さらに氏族に分かれる。スペイン植民以来，植民者とは土地をめぐって衝突をくりかえした。19世紀のジェロニモの反乱は特に有名。

出典　株式会社平凡社

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

アパッチ
Apache

アメリカ合衆国の独立系石油会社（→インディペンデント）。1954年に設立され，石油・天然ガスの探鉱開発を中心に事業を拡大した。アメリカ国内およびカナダ，北海，オーストラリア，エジプトなどで開発を行なう。アメリカ国内の原油生産量では最大手。2010年4月にメキシコ湾で原油流出事故を起こし，賠償金捻出のため資産売却を進める BPから，同年 7月テキサス州などにある BPの資産を買収した。

アパッチ

「ボーイングAH-64アパッチ」のページをご覧ください。

出典　ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

日本大百科全書(ニッポニカ)

アパッチ
あぱっち
Apache

アメリカ合衆国のアリゾナ、ニュー・メキシコ、コロラド、オクラホマ州に住む先住民集団（アメリカ・インディアン）。ジェロニモに率いられて白人の侵略に抵抗し勇猛果敢に戦った。言語はアサバスカ語族。周囲からの影響によって農耕も行うようになったが、元来は狩猟民である。平原アパッチは馬を導入して大規模なバッファロー狩りを行った。部族全体を統一する大きな政治組織はなく、狩猟バンドの緩い結合体しか存在しなかった。保留地に住むようになった現在のアパッチは全体に貧しく、文化変容が急速である。

［木村秀雄］

出典　小学館　日本大百科全書(ニッポニカ)