アラカジュ(英語表記)Aracaju

改訂新版 世界大百科事典 「アラカジュ」の意味・わかりやすい解説

アラカジュ
Aracaju

ブラジル北東部,同国最小のセルジペ州州都。人口50万5286(2005)。北東部の二大都市レシフェサルバドル中間にあり,マセイオと共に重要な政治・経済的役割を果たす。17世紀以来砂糖産業が盛んな地域で,のち綿・タバコ産業も興り,繊維工業が発達した。現在は牧畜業(牛)が伸びており,また近くに石油が発見され,注目されている。港から砂糖,布地等を輸出。州内に他に都市らしいものはない。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アラカジュ」の意味・わかりやすい解説

アラカジュ
Aracaju

ブラジル北東部,セルジペ州の州都。サルバドルの北北東約 270km,大西洋岸にある港湾都市で,コンティンギバ川の河口から約 10km上流の右岸に位置する。 1855年建設。同州の商工業中心地で,皮革,バナナ,キャッサバ,豆類,マンゴー,カシューナッツ,塩,綿花サトウキビなどを集散,加工する。周辺で石灰岩を産し,化学工場が立地する。港は停泊地としてはすぐれているが,河口に砂州があるため,喫水 4m以上の船は入港できない。セルジペ連邦大学 (1967) 所在地。レシフェとサルバドルを結ぶ幹線道路,鉄道が通る。人口 41万 8671 (1990推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android