アラナゴイリ(英語表記)Sabino de Arana Goiri

改訂新版 世界大百科事典 「アラナゴイリ」の意味・わかりやすい解説

アラナ・ゴイリ
Sabino de Arana Goiri
生没年:1865-1903

スペインバスク地方主義運動の創始者ビルバオのカルリスタ系海運業者の子。バスク語とバスクの歴史研究を通じて,〈カトリック,バスク民族,旧地方特権〉をスローガンとする地方分離主義の政治運動を開始した。1898年地方議会議員。反中央政府の言動で投獄された。晩年,自治主義に思想転換したともいわれ,彼の創設した政治組織は,大衆政党バスク・ナショナリスタ党PNV)に発展した。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android