アラン・アレクサンダー ミルン(英語表記)Alan Alexander Milne

20世紀西洋人名事典 の解説

アラン・アレクサンダー ミルン
Alan Alexander Milne


1882.1.18 - 1956.1.31
英国の童話作家,劇作家,随筆家
アイルランド生まれ。
大学卒業後フリーのジャーナリストとなる。1906年風刺雑誌「パンチ」の副編集長となり、多くの好随筆集を発表する。第一次大戦から復員後劇作に打ち込み、「ピムさんのお通り」(’19年)などユーモラスで明るい戯曲を発表する。長男クリストファー・ロビンを寝かしつけるために、彼を主人公とした童話「ぼくたちが小さかったとき」(’24年)を書く。続いてこれを発展させ、熊のぬいぐるみを主人公にした「クマのプーさん」(’26年)、「プー横町に建った家」(’28年)などを書く。これらの作品が大好評を博し、子供にも大人にも愛される児童文学作家として不朽の名声を得る。そのほかに探偵小説「赤い館の秘密」(’22年)も高い評価を得ている。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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