アルス・スブティリオル(読み)あるすすぶてぃりおる

世界大百科事典(旧版)内のアルス・スブティリオルの言及

【アルス・ノバ】より

…代表的作曲家にマショーがおり,ミサ曲,モテット,シャンソンなどを残した。マショーの死後,作曲技法はさらに複雑化し,理論中心の音楽が生み出されるようになったが,アルス・スブティリオルars subtilior(繊細様式)とも呼ばれるこの様式は,中世の末期的現象と考えられている。一方トレチェント音楽はアルス・ノバに比べて理論より実践的傾向が強く,当時の文学(ペトラルカなど)の影響も認められ,リズムよりも旋律に重点を置いた作曲法が用いられていた。…

※「アルス・スブティリオル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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