アルブミン-グロブリン比

栄養・生化学辞典 の解説

アルブミングロブリン比

 A/G比ともいう.血漿アルブミングロブリンの比を表す.栄養失調肝障害などの場合に低下するので,以前から臨床検査に用いられた.しかし,これらの目的のためには,より敏感な指標(例えばトランスチレチン,インスリン様成長因子I,レチノール結合タンパク質トランスフェリンフィブロネクチンなどの,ターンオーバー速度のより速いタンパク質の定量)も開発されている.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android