アルブレヒト5世(読み)アルブレヒトごせい(英語表記)Albrecht V von Bayern

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アルブレヒト5世」の意味・わかりやすい解説

アルブレヒト5世
アルブレヒトごせい
Albrecht V von Bayern

[生]1528.2.29. ミュンヘン
[没]1579.10.24. ミュンヘン
反宗教改革時代のバイエルン公 (在位 1550~79) 。厳格なカトリック的教育を受け,1550年公に即位後はバイエルン公国の財政建直しに努めるかたわら,イエズス会を支持してミュンヘンやインゴルシュタットにその神学校の設立を許し,バイエルンをドイツにおける反宗教改革運動の拠点とした。しかしその一方で国内の教会修道院に対する統制を強め,反抗的な貴族を押えて絶対主義的な体制を打立てた。また人文主義的教養をもつルネサンス的君主として,音楽,絵画などを保護奨励し,宮廷図書館を設けるなど,文化政策にも意を用いた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

367日誕生日大事典 「アルブレヒト5世」の解説

アルブレヒト5世

生年月日:1528年2月29日
バイエルン公(1550〜79)
1579年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android