アレクサンダー・ロマンス(読み)あれくさんだーろまんす

世界大百科事典(旧版)内のアレクサンダー・ロマンスの言及

【アレクサンドロス[大王]】より

…また同じころ彼がギリシア諸市に要請して,自身を神としてまつらせたことは,後年ヘレニズム的君主礼拝が成立する一契機となった。東征に次ぐアラビア半島周航や西地中海遠征などの計画は,彼の急死によって中止されたが,世界の未知に挑んだその功業は,やがてさまざまの空想,神秘,憧憬を織りまぜた〈世界征服者アレクサンドロス〉の伝奇物語(アレクサンダー・ロマンス)を各地に成立させた。ヘレニズムマケドニア【大牟田 章】
[アレクサンドロス大王伝説]
 〈アレクサンダー・ロマンスAlexander romances〉とは主としてヨーロッパ中世において流布された,大王にまつわる空想的・夢幻的な物語の総称である。…

※「アレクサンダー・ロマンス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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