アレクサンドロス(英語表記)Alexandros

精選版 日本国語大辞典 「アレクサンドロス」の意味・読み・例文・類語

アレクサンドロス

(Aleksandros) マケドニア王。フィリッポス二世の子。少年時代アリストテレスの教えを受け、二〇歳で王となる。ギリシア諸都市を平定した後ペルシア遠征し、ダレイオスダリウス)王のペルシア軍を破ってインダス河畔にまで軍を進め、空前の大帝国を築く。征服地の諸所に都市を建設し、東西の文化、民族融合をはかってヘレニズム文化基礎をつくった。アレキサンダー大王。(前三五六‐前三二三

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デジタル大辞泉 「アレクサンドロス」の意味・読み・例文・類語

アレクサンドロス(Alexandros)

[前356~前323]マケドニア王。在位前336~前323年。フィリッポス2世の子。ギリシャ連合軍を率いて東方に遠征、ペルシアを滅ぼし、エジプトおよび西アジアからインド西部にまたがる大帝国を築いた。征服地の諸所にギリシャ風都市を建設し、東西文化の融合を図り、ヘレニズム文化の基礎を作った。バビロン病死。アレキサンダー大王。

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改訂新版 世界大百科事典 「アレクサンドロス」の意味・わかりやすい解説

アレクサンドロス
Alexandros
生没年:250ころ-328

アレクサンドリア主教(312-328)。319年ころキリストの真の神性を危うくするアリウスの教えに接し,321年ころアレクサンドリアの主教会議でアリウスを破門に処した。しかしアリウス主義はエジプトのみならず東方全域に拡大し,この問題の解決のために325年にニカエアで開かれた第1回公会議(ニカエア公会議)では,助祭(のち主教)アタナシオス助力を得て,アリウスを異端として追放することに成功した。
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