アレコリン

化学辞典 第2版 「アレコリン」の解説

アレコリン
アレコリン
arecoline

C8H13NO2(155.20).ヤシ科ビンロウジュAreca catechu果実に含まれるピリジンアルカロイドの一つ.アレカイジンのメチルエステル.黄色の油状液体.沸点209 ℃.水,エタノールメタノールエーテルに易溶,クロロホルムに可溶.家畜の条虫駆除剤として用いられる.LD50 100 mg/kg(マウス皮下).[CAS 63-75-2]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のアレコリンの言及

【ビンロウ(檳榔)】より

…これを常用すると口の中から唇まで真っ赤になる。また果実はアレコリンarecolinをはじめ,数種のアルカロイドを含有しており,薬用としても利用される。 この属Arecaは約15種が東南アジアからニューギニア,オーストラリア北部に分布し,ビンロウや他の種も観賞用に栽植される。…

※「アレコリン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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