アンジオジェニン(英語表記)angiogenin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンジオジェニン」の意味・わかりやすい解説

アンジオジェニン
angiogenin

癌組織で血管形成を行なう蛋白質。 123個のアミノ酸で構成される分子量約1万 4000の蛋白質で,ハーバード大のバリーらによりヒト結腸癌細胞株から発見された。アンジオジェニンの働きを阻害することにより,癌組織への血液の供給を断つことができると考えられ,阻害剤研究が盛んに行なわれている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android