アンジジャン(英語表記)Andizhan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンジジャン」の意味・わかりやすい解説

アンジジャン
Andizhan

ウズベキスタン最東部,アンジジャン州州都。首都タシケントの東南東約 270km,フェルガナ盆地東部に位置する。9世紀に起源をもつ古い都市で,中国と結ぶ交易路上にあったことから,交易,手工業の中心地として繁栄。 18世紀コカンド・ハン (浩罕汗) 国領に入り,1876年ロシア領となった。 1902年地震に見舞われ,大きな損害を受けた。建設・灌漑用機械,綿花洗浄,綿織物,食品 (油脂,果実缶詰) などの工業がある。周辺に石油,天然ガスの産地があり,ガスは市内の都市ガスに利用されている。教育,医学,綿花栽培,外国語の各大学がある。フェルガナ環状鉄道が通り,キルギスのオシへ通じる支線が分岐する。人口 29万 8300 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android