アンジャンブマン(読み)あんじゃんぶまん

世界大百科事典(旧版)内のアンジャンブマンの言及

【古典主義】より

…崇高な思考と感情を表現するのは洗練された分節言語であり,殴打,殺傷をはじめとする生々しい身体行動の介入を避ける。悲劇の言葉は韻文であり,その大部分は〈アレクサンドランalexandrin詩句〉(もともと12世紀の武勲詩《アレクサンドル大王物語》に使われたもの)と呼ばれる12音節定型詩句であるが,この詩型についても作詩上のさまざまな規則が言語的明解と洗練の名において立てられる(たとえば12音節を6音節目で区切る〈半行詩(エミスティッシュ)〉の原則や〈詩句の跨り(アンジャンブマン)〉についての禁止事項,脚韻の約束等々)。劇作術の上では,約1700行の韻文を全5幕に過不足なく配分するのだが,その際〈三統一の規則〉が至上権をふるう。…

※「アンジャンブマン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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