アンダードッグ効果(読み)アンダードッグコウカ(英語表記)underdog effect

デジタル大辞泉 「アンダードッグ効果」の意味・読み・例文・類語

アンダードッグ‐こうか〔‐カウクワ〕【アンダードッグ効果】

underdog effect アンダードッグ(underdog)は、勝ち目のない人、負け犬の意》選挙の勝敗予測で劣勢にあると報じられた候補者に対し、同情から多くの票が集まり、逆転勝利へとつながる現象をいう。→バンドワゴン効果

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンダードッグ効果」の意味・わかりやすい解説

アンダードッグ効果
アンダードッグこうか
underdog effect

判官びいき効果。選挙前の予測で不利とされた候補者に「判官びいき」で票が集り,選挙の結果は逆に勝つという,選挙予測の効果のこと。選挙の予測報道にこの効果があることは,世論調査データの分析により 1940年代にアメリカ最初に発見された。これはアナウンスメント効果の一形態と考えられる。以前日本では「負け犬効果」と直訳されて用いられたこともあったが,意味を誤って伝える可能性もあるので「判官びいき効果」と訳されるようになった。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「アンダードッグ効果」の意味・わかりやすい解説

アンダードッグ効果
あんだーどっぐこうか

アナウンスメント効果

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