アントニオ[1世](読み)あんとにお

世界大百科事典(旧版)内のアントニオ[1世]の言及

【コンゴ民主共和国】より

… この奴隷貿易は,奴隷狩りを目的とした沿岸諸部族の武力抗争を促し,その影響でコンゴ王国は衰退の一途をたどり,16世紀後半のジャガ族(ヤガ族)の侵攻に際してポルトガル軍の支援を受けたのを契機に,時のコンゴ王アルバロ1世Alvaro I(在位1567‐86)はポルトガル王に忠順を誓い,両国の対等の関係は終りを告げた。その後1665年にポルトガル軍がコンゴ王国を攻撃し,時の国王アントニオ1世Antonio I(在位1661‐65)を殺害した事件をもって両国の関係は断絶するにいたり,コンゴ王国自体も壊滅的な打撃を受けた。 19世紀に入ると奴隷貿易が衰え,ヨーロッパ人によるアフリカ内陸部探検が盛んに行われたのに続いて,同世紀末期にはアフリカの植民地分割競争が本格化した。…

※「アントニオ[1世]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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