アンドレイ ビシンスキー(英語表記)Andrei Yanuar’evich Vyshinskii

20世紀西洋人名事典 の解説

アンドレイ ビシンスキー
Andrei Yanuar’evich Vyshinskii


1883.11.28 - 1954.11.21
ソ連の法律家,政治家,外交官
元・モスクワ大学総長,元・ソ連邦検事総長,元・ソ連邦外相。
オデッサ生まれ。
キエフ大学卒。
1902年ロシア社会民主労働党に、’20年にはロシア共産党入党。’25年モスクワ大学教授を経て、モスクワ大学総長、’31年ソ連邦検事を歴任後、’35年ソ連邦検事総長となる。その後官界に入り、’40年外務次官となり、’49年外相を歴任し、’53年第1外務次官を務める。’36〜38年の大粛清裁判の国家公訴人として注目され、一躍有名になり、又、ソビエト法学に「ビシンスキー的段階」を画し、ソビエト法理論の確立尽力著書に「ソビエト法における法廷証拠理論」(’41年)等。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android