アンドロスの女(読み)アンドロスノオンナ(英語表記)Andria

デジタル大辞泉 「アンドロスの女」の意味・読み・例文・類語

アンドロスのおんな〔‐のをんな〕【アンドロスの女】

原題、〈ラテンAndriaテレンティウスの処女戯曲。紀元前166年初演とされる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンドロスの女」の意味・わかりやすい解説

アンドロスの女
アンドロスのおんな
Andria

ローマテレンチウス喜劇。前 166年上演。ギリシアメナンドロスの2つの戯曲に基づく処女作身元不明の女を愛して子供を生ませたアテネの青年アンフィルスが,父に他家の娘との結婚を要求されて困り果てているときに,愛する女の素性家柄が判明してめでたく結婚するという新喜劇の常套的な筋書に,もう一つ別の恋愛を組合せて,事件葛藤を一層おもしろくしている。

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