イカリモンハンミョウ

百科事典マイペディア 「イカリモンハンミョウ」の意味・わかりやすい解説

イカリモンハンミョウ

鞘翅(しょうし)目ハンミョウ科の1種。体長12〜15mm。南方系の種で,日本分布はその北限にあたる。砂丘につながる自然海岸に生息する。既知産地は数ヵ所を数えるにすぎない。また生息環境は,観光開発,護岸堤防などによって生存が脅かされている。絶滅危惧IB類(環境省第4次レッドリスト)。

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小学館の図鑑NEO[新版]昆虫 「イカリモンハンミョウ」の解説

イカリモンハンミョウ
学名:Cicindela anchoralis

種名 / イカリモンハンミョウ
解説 / 海岸の砂丘にすみます。生息地は、かぎられています。
目名科名 / コウチュウ目|ハンミョウ科
体の大きさ / 12~15mm
分布 / 本州九州種子島

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世界大百科事典(旧版)内のイカリモンハンミョウの言及

【ハンミョウ(斑猫)】より

…分類上からはオサムシ科に近いが,オサムシが夕方から活動するのに対し昼間活動する。主として地上の明るいところにすみ,イカリモンハンミョウC.anchoralisは海岸の砂浜に,ミヤマハンミョウC.sachalinensisは山のがれ場に生息する。熱帯,亜熱帯には葉上に生活し,幼虫が枝に孔道をつくって小動物をとらえる種類も知られる。…

※「イカリモンハンミョウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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