インセンティブ・ペイメント・システム(英語表記)incentive payment system

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

インセンティブ・ペイメント・システム
incentive payment system

労働能率を刺激し,労働者の作業量に応じて賃金を支払う制度。刺激給,奨励給,能率給などの制度がそれにあたる。方式としては出来高を基準とする出来高払いのものと標準時間を基準とする時間割増制がある。古くからあるものとしては単純出来高給制,ハルシープレミアム・ボーナスプラン,それを修正したローワン・プラン,F.W.テーラー差別出来高給制などがある。またラッカー・プランスキャンロン・プランなども成果配分による新しいインセンティブ・ペイメント・システムとして注目されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android