インダス[川](読み)インダス

百科事典マイペディア 「インダス[川]」の意味・わかりやすい解説

インダス[川]【インダス】

インド亜大陸三大河川の一つ。チベット西部のヒマラヤ山脈中に発し,北西に流れ,カシミールに入り,ギルギット付近で南西に転じ,パキスタンを縦走南下してカラチ南東でアラビア海に流入。おもな支流はジェラム,チェナーブ,ラビ,サトレジ,ビアス。全長3180km。流域面積約117万km2河口から約200km上流のハイデラバードまで小汽船で航行可能。1960年インダス水利条約でインド・パキスタン両国の水利紛争が解決した。流域は古来,灌漑(かんがい)農業が発達し,インダス文明の発祥地。
→関連項目サトレジ[川]獅泉河中華人民共和国

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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