インノケンティウス[2世](読み)いんのけんてぃうす

世界大百科事典(旧版)内のインノケンティウス[2世]の言及

【ラテラノ公会議】より

…(1)第1回(1123) カリストゥス2世Callistus IIによって召集された西方最初の世界教会会議で,その前年同教皇と皇帝ハインリヒ5世との間で締結されたウォルムス協約の承認を求めたもの。(2)第2回(1139) 教会改革のためインノケンティウス2世Innocentius IIによって召集され,アナクレトゥス2世Anacletus IIの離教やブレシアのアルノルドゥスArnoldusの教義に対し非難決議を行った。(3)第3回(1179) アレクサンデル3世Alexander IIIによって皇帝フリードリヒ1世(バルバロッサ)との〈ベネチアの和議〉を確認するため開催。…

【ルッジェーロ[2世]】より

…対立教皇アナクレトゥス2世の支持を得てシチリア王の称号を獲得し,パレルモで戴冠した(1130)。教皇インノケンティウス2世は,神聖ローマ皇帝ロタール3世,ビザンティン皇帝ヨハネス2世,ピサ,ジェノバなど南イタリアに強力な国家が成立するのをきらっている勢力を結集し,ルッジェーロに対抗した。この戦いは9年間続いたが,結局ルッジェーロが勝利し,王位を教皇に認めさせた。…

※「インノケンティウス[2世]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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