出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
インド東部、マニプル州中央部にある同州の州都。人口21万7275、周辺部を含む人口24万5967(2001)。インパール盆地の中央にありイラワディ川の支流インパール川右岸に位置する。交通、農業の中心地で、周辺には沖積平野が広がり、水稲栽培が行われ、ほかに小麦、トウガラシ、豆類も生産される。年降水量1400ミリメートル、気温も年間を通じて12~25℃と温和である。植民地時代にはイギリス軍の駐屯地があり、市街地の再編が行われた。コヒマを経てアッサム州のディマプルへ通じる自動車道もありミャンマーへも2本の道路が延びる。第二次世界大戦中の1944年、日本軍はインパール作戦を展開したが、雨期の到来とイギリス軍の反撃によってビルマ(現ミャンマー)へ撤退した。
[林 正久]
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インドの東北部国境のマニプル盆地内の都市。ビルマへ通じる要衝に位置し,藩王国が支配していた。ビルマ奪還を狙う連合国軍に反撃するために,1944年3月,日本軍第15軍がここに進撃し(インパール作戦),英印軍により壊滅的な敗北を蒙った。現在はインド,マニプル州の州都。現地音インファール。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
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