ウェストポート（読み）うぇすとぽーと（英語表記）Westport

日本大百科全書(ニッポニカ)

ウェストポート
うぇすとぽーと
Westport

アイルランド共和国西部の市場町。クルー湾の湾奥に広がる低地に位置する。人口5109（2002国勢調査速報値）。分級されていない氷礫土(ひょうれきど)からなる狭長な丘陵（ドラムリン）と湿地が卓越し、小農による混合農業が営まれる。ダブリンから放射状に広がる軽便鉄道の終着駅であるため、紡績、衣料縫製、皮革加工などの中小企業が立地する。政治思想家トマス・ホッブズの生地。

［米田　巌］

出典　小学館　日本大百科全書(ニッポニカ)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ウェストポート
Westport

アメリカ合衆国，コネティカット州南西部の町。ロングアイランド海峡に注ぐソガタック川に面し，西にノーウォークの町がある。 1648年ヨーロッパ人の入植が始った。町には古い舟着場や農場，18世紀風の建物が見られる。芸術家や作家の町としても有名である。人口2万 4410 (1990) 。

ウェストポート
Westport

ニュージーランド，サウス島北西部，ネルソン・マルボロ地方の都市。近くにブラー炭田があり，瀝青炭産地の一つ。 19世紀後半は金鉱があった。周辺の行政，商工業の中心地として酪農製品，セメントなどの工業がある。人口 4640 (1988推計) 。

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