ウェッセルマン,T.(読み)うぇっせるまん

世界大百科事典(旧版)内のウェッセルマン,T.の言及

【アメリカ美術】より

…個人的な主観主義の袋小路に入りこんだ抽象表現派の行きづまりを批判的に乗り越えようとしたのがこの世代で,彼らは抽象表現派が一時的に結びつけたシュルレアリスムとキュビスムを元の姿に解体し,そのうえで時代に対応する新しい方向をさぐった。前者にはR.ラウシェンバーグ,J.ジョーンズ,C.オルデンバーグ,ローゼンクイストJames Rosenquist(1933‐ ),R.リクテンスタイン,A.ウォーホル,G.シーガル,ウェッセルマンTom Wesselmann(1931‐ ),マリソルMarisol Escobar(1930‐ )などがおり,彼らは主として大量生産品や大衆社会のイメージを取り出して注釈を加えた。後者にはケリーEllsworth Kelly(1923‐ ),ヤンガーマンJack Youngerman(1926‐ ),ヘルドAl Held(1928‐ ),フランケンサーラーHelen Frankenthaler(1928‐96),S.フランシス,ノーランドKenneth Noland(1924‐ )らがいて,明快で非人間的な色面操作を行った。…

※「ウェッセルマン,T.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android