ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウェッデルアザラシ」の意味・わかりやすい解説
ウェッデルアザラシ
Leptonychotes weddellii; Weddell seal
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…ヒョウアザラシも雌雄ともに体長2.7m,体重500kgになる。カニクイアザラシ,ロスアザラシ,ウェッデルアザラシともに2mを超え大型である。小型の種は分布域の限定されたところに多く,もっとも小型の種は陸封されたバイカルワモンアザラシとカスピカイワモンアザラシで体長1.2~1.3m,体重50~60kgである。…
…鰭脚(ききやく)目アザラシ科Lobodontini族の哺乳類で,南極海に分布するカニクイアザラシLobodon carcinophagusをはじめ,ウェッデルアザラシLeptonychotes weddelli,ヒョウアザラシHydrurga leptonyx,ロスアザラシOmmatophoca rossiの4種の総称。分類的には4種ともモンクアザラシに近い。…
…近縁のバイカルワモンアザラシは世界最小の海獣類として知られる。定着氷域に生息し,南極の定着氷域に生息するウェッデルアザラシ同様に氷の間に呼吸孔を保持する。外敵のいない南極ではウェッデルアザラシは子を海氷上に置いているが,ホッキョクグマやホッキョクギツネのいる北極では,本種は氷板の折り重なった隙間を利用した巣に子を生み,保護する。…
※「ウェッデルアザラシ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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