ウォレン,M.Q.(読み)うぉれん

世界大百科事典(旧版)内のウォレン,M.Q.の言及

【非行】より

…これらの新しい処遇法による経験と研究は,閉鎖施設よりも開放施設が,開放施設の中では収容施設よりも通院施設が社会復帰に有効であり,さらに非行原因や対人関係成熟度などによる類型に対応した〈応差的処遇〉が効果的であることを明らかにした。
[非行少年の類型と処遇]
 たとえばウォレンM.Q.Warrenは,非行少年に関する16の代表的類型論を検討し,非社会型,反社会的‐操縦者型,神経症型,同調者型,二次文化共鳴者型,状況型の6類型にまとめ,それぞれについて特徴,原因,処遇の方法をあげた。(1)〈非社会型〉とは,非適応的ないし逃亡型非行に近く,衝動的,情動不安定で反抗的,人を信頼せず自己中心的で,他罰的かつ自己憐憫(れんびん)的な考え方をするものである。…

※「ウォレン,M.Q.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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