ウニオ・ミュスティカ(読み)うにおみゅすてぃか

世界大百科事典(旧版)内のウニオ・ミュスティカの言及

【神秘主義】より

…それによってすでに通常の表現を許さない経験が示唆されているが,神秘主義とは,神,最高実在,宇宙の究極的根拠などと考えられる絶対者を,その絶対性のままに人間が自己の内面で直接に体験しようとする立場をいい,さまざまなバリエーションをもって広く宗教史のうちにあらわれている。 神秘主義の根本特質は,術語的に〈神秘的合一(ウニオ・ミュスティカunio mystica)〉といわれる絶対者と自己との合一体験にある。それは,人間を超えた絶対者との合一,通常の自己からは絶対的に他なるものとの合一であるから,必然的に自己からの脱却,自己という枠の突破を通してのみ現成する。…

※「ウニオ・ミュスティカ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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