ウワディスワフ1世(短身王)(読み)ウワディスワフいっせい[たんしんおう](英語表記)Władysław I, Łokiełek

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ウワディスワフ1世(短身王)
ウワディスワフいっせい[たんしんおう]
Władysław I, Łokiełek

[生]1260/1261
[没]1333.3.2. クラクフ
ポーランド王 (在位 1320~33) 。 1296~1300年にウィエルコポルスカ公の地位にあったが,ボヘミア王ワーツラフ2世の進出で敗北して亡命ハンガリーの援助で 05年に帰国後,ワーツラフ2世の野望を打破し,諸地方とクラクフ市を盟主にした都市反乱をも平定即位晩年に実現をみたが,31年にはドイツ騎士団とも戦い,勝利を収めた。在世中は内外の反王権勢力を駆逐して王国統一の基礎を築き,その偉業次代カジミエシ3世 (大王)にゆだねた。

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