エアデールテリア種(英語表記)Airedale terrier

改訂新版 世界大百科事典 「エアデールテリア種」の意味・わかりやすい解説

エアデール・テリア[種]
Airedale terrier

原産地がイギリスの獣猟犬,警察犬。テリア種のうちで最も大きく,“テリアの王様The king of terriers”と称され,犬種名は発祥地であるイギリス北東部のエアデール・バレーに由来する。体高52~60cm,体重20~25kgの中型種。オッターハウンドotterhoundの血液を強く受けて改良され,北アメリカではピューマ,アフリカやインドではライオンヒョウなどの猟に使われ,精悍(せいかん)で鋭い猟性能を発揮する。また知能に優れ調教がしやすく,軍用犬,警察犬として世界で広く使用され,日本でも警察犬に登録されている。被毛は粗剛で硬いが,下毛は柔らかで短く密である。体部の毛色はブルー・ブラックまたはシルバー・ブラックであるが頭頸部や四肢は濃いタン(茶褐色)である。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android