エキス

精選版 日本国語大辞典 「エキス」の意味・読み・例文・類語

エキス

〘名〙 (extract から)
薬物食物から有効成分を取り出し、それを濃縮したもの。また、その有効成分。流動体のものと乾燥したものとがある。
植学啓原(1833)三「越幾斯(エキス)剤之首分也、草木療疾之性効、間存于此
物事の一番本質的なもの。精髄。粋。エッセンス。
其面影(1906)〈二葉亭四迷〉三「欲といふものはね、人間を蒸餾して取ったエキスだよ」

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デジタル大辞泉 「エキス」の意味・読み・例文・類語

エキス

《〈オランダextract(抽出物、の意)から》
薬物や食品の有効成分を水・アルコールエーテルなどに浸して抽出し濃縮したもの。
物事の最も本質的な部分。精髄。すい。エッセンス。
[類語]すい精髄精粋神髄第一エッセンスハイライト

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改訂新版 世界大百科事典 「エキス」の意味・わかりやすい解説

エキス

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栄養・生化学辞典 「エキス」の解説

エキス

 広く食物などを抽出したもの.通常は濃縮する.

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世界大百科事典(旧版)内のエキスの言及

【肉エキス】より

…獣肉または魚介肉より水溶性の成分として抽出されるもの。単にエキスともいう。生物の組織や食品を磨砕し,水や熱湯で抽出すると種々の成分が溶出してくる。…

※「エキス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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