エコビジネス(読み)えこびじねす(英語表記)eco business

デジタル大辞泉 「エコビジネス」の意味・読み・例文・類語

エコビジネス(ecobusiness)

地球環境保全に配慮した製品サービス製造販売・提供する企業活動

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「エコビジネス」の意味・わかりやすい解説

エコビジネス

地球環境保全に役立つ商品・技術・サービスを提供する事業。環境ビジネスとも。環境庁エコビジネス研究会の報告書では以下の4分野に分類している。1.公害対策型。公害防止装置や環境アセスメント業など。2.環境保全型。省エネ技術,エコロジー商品,リサイクルビジネスなど。3.環境創造・維持管理型。緑化事業,造林造園などアメニティ分野。4.環境情報型。環境に関する情報調査,教育コンサルティングなど。消費者,企業の環境保全意識の高まりとともに活発化し,今後の成長が見込まれている分野。

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知恵蔵 「エコビジネス」の解説

エコビジネス

環境の改善に貢献する財やサービスを提供するビジネス。その代表的なものが、「ゼロ・エミッション」といわれる廃棄物・ごみ、排出物・ガス排水をゼロにする取り組みである。建設廃材の板ガラス類や容器包装の空き瓶などのガラス廃材を再資源化した保水材の開発、同じく廃棄物であった魚の鱗を資源として再利用した栄養補助食品廃タイヤやゴム製品の製造過程で生じる端材を再利用した透水型弾性舗装材の開発など、エコビジネスが事業化された分野は幅広い資金調達においても、環境汚染を抑え、限りあるエネルギーを有効活用する成長産業として、エコビジネスに対し、「エコファンド」といった投資信託の設定も行われている。

(竹内文則 富士常葉大学教授 / 森岡英樹 金融ジャーナリスト パラゲイト・コンサルタンツシニア・リサーチ・アソシエイツ / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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