エスキルストゥーナ(英語表記)Eskilstuna

デジタル大辞泉 「エスキルストゥーナ」の意味・読み・例文・類語

エスキルストゥーナ(Eskilstuna)

《「エスキルスチュナ」とも》スウェーデン南東部の都市ストックホルムの西約100キロメートルに位置する。中世交易および伝道拠点として栄え、17世紀から18世紀にかけて、冶金業、武器製造で発展。現在も鉄鋼業、重機械工業が行われる。

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改訂新版 世界大百科事典 「エスキルストゥーナ」の意味・わかりやすい解説

エスキルストゥーナ
Eskilstuna

スウェーデン中央部,イェルマル湖の東にあるセーデルマンランド県の最大都市。人口9万2250(2007)。中世から交易地,伝道の中心地として栄え,17世紀中ごろ国王の招きでドイツ人職人が移住し,製鉄業を発達させた。その後国営武器工場が設立され,18世紀後半には鉄鋼の〈自由都市〉が同市内に建設されて,鉄工場主は無税特権を与えられた。現在,武器,鋼管工具自動車精密機械,事務機など製造業の一大中心地となっている。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エスキルストゥーナ」の意味・わかりやすい解説

エスキルストゥーナ
Eskilstuna

スウェーデン南東部,セーデルマンランド県の都市。ストックホルム西方 180kmに位置する。 12世紀頃には地方交易の中心地であったが,17~18世紀に鉄鋼業都市としてイギリスシェフィールドをしのぐほどの急激な発展をとげた。現在でも,鋼鉄圧延,刃物,金物類,精密機械などの各種工業の一大集中地として有名。人口8万 9495 (1992推計) 。

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