エマルジョン型接着剤(読み)えまるじょんがたせっちゃくざい

世界大百科事典(旧版)内のエマルジョン型接着剤の言及

【接着剤】より

… 接着剤は作業時に流動性をもたせる方法その他によっていくつかに分類される。そのおもなものをあげると,(1)ゴムあるいはアセチルセルロースなどを有機溶剤の混合物に溶かした溶液型接着剤,(2)溶液のなかでも,古くからのデンプンのり(糊)やにかわ(膠)のように水に溶かした水溶液型接着剤,(3)酢酸ビニルのような水に溶けない高分子がコロイド状に水と混合して懸濁しているエマルジョン型接着剤,(4)多くの熱硬化性樹脂のように,はじめ低分子あるいは低分子量の重合物で流動性をもつ液状反応型接着剤,(5)常温では固体であるが,80~110℃で軟化し,160~180℃に温度を上げると接着に十分な流動性をもつようになる線状高分子の共重合物,たとえばエチレン酢酸ビニル共重合物のようなものの熱可塑性を利用するホットメルト型接着剤などに分けられる。 この分野の技術的進歩は現在著しい。…

※「エマルジョン型接着剤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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