エルバンド朝(読み)えるばんどちょう

世界大百科事典(旧版)内のエルバンド朝の言及

【アルメニア】より

…ヨーロッパ南東部,ザカフカスのアルメニア共和国と,トルコ東部のアルメニア高原を中心とする地域の歴史的な呼称。アルメニア人は自らをハイ(複数はハイク)といい,この地域をハイアスタンまたはアイアスタンと呼ぶ。かつて彼らが主要な住民として生活していた地域の範囲は,現在よりはるかに広く,そのため古くは,北は現在のグルジア,東はアゼルバイジャンを経てカスピ海沿岸まで,南はメソポタミアの低地,西は小アジアの東半を占めるカッパドキアまでという広い地域をアルメニアと称したこともあった。…

【カフカス】より

…ギリシア人は古くから西グルジアに移住しており,前6世紀にはその影響下にコルキス(エグリシー)王国が成立した。アルメニアにはアケメネス朝とアレクサンドロス大王の宗主権下にエルバンド(オロンテス)朝王国が,前4世紀には東グルジアにイベリア王国が成立した。遅れてアゼルバイジャン北部にダゲスタン語派系の民族によるアルバニア王国(カフカス・アルバニア王国)も成立した。…

※「エルバンド朝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android