エルパソ(英語表記)El Paso

翻訳|El Paso

デジタル大辞泉 「エルパソ」の意味・読み・例文・類語

エル‐パソ(El Paso)

米国テキサス州西端の都市リオグランデを挟んでメキシコシウダー‐フアレスと対する。中継交易地として発達人口、行政区52万、都市圏61万(2008)。

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改訂新版 世界大百科事典 「エルパソ」の意味・わかりやすい解説

エル・パソ
El Paso

アメリカ合衆国テキサス州西端の都市。人口59万8590(2005)。テキサス州西部およびニューメキシコ州南部の商業,工業,鉱業の中心地。メキシコとの国境となっているリオ・グランデ川に面し,対岸はメキシコのシウダード・フアレスである。メキシコとの国境沿いでは最大の都市で,合衆国とメキシコの両方の雰囲気をもっている。気候は温暖であるが,年降水量は240mmと少なく,乾燥している。石油精製,銅の精錬,食料品,衣服,機械類などの工業が立地する。1827年に集落が建設され,合衆国とメキシコの国境が確定したのち,集落が次第に拡大し,81年の鉄道開通以後,商業・交通の中心地として発展した。テキサス大学のエル・パソ校がある。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エルパソ」の意味・わかりやすい解説

エルパソ
El Paso

アメリカ合衆国,テキサス州西端の都市。リオグランデ川の北岸にのぞむ国境の町で,対岸はメキシコ領シウダードフアレスである。リオグランデ川はこの付近で渡河しやすくなるので,早くから軍事上,交通上の要衝として注目された。現在の位置に集落ができたのは 1827年。地名は峠を意味するスペイン語。 48年メキシコ領から合衆国領になった。現在でもスペイン語を話す人が多く,高層ビルが並ぶ中心街に対し,旧市街はメキシコ風である。 81年鉄道の開通以後発展して,現在は大牧場地帯,綿花の灌漑農業地帯,銅や鉛の鉱山地帯を後背地とする商業,金融の中心地。銅精錬,製油をはじめとする各種工業も立地。対メキシコ貿易の要地。大陸横断道路やパンアメリカン・ハイウェーが交差し,空陸交通の重要拠点。テキサス大学エルパソ校などがある。人口 64万9121(2010)。

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デジタル大辞泉プラス 「エルパソ」の解説

エルパソ

サンリオのキャラクターシリーズのひとつサボテンモチーフ。1987年登場。

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