エレクトロニック・データ・インターチェンジ(英語表記)EDI

翻訳|EDI

流通用語辞典 の解説

エレクトロニック・データ・インターチェンジ【EDI】

トレーディングパートナー(取引相手)間のビジネス情報を標準化された規定によってコンピュータ間で電子的にやりとりする手法。1970年代に運輸業界で標準化が設定され、その後全産業に普及していった。米国では、ANSI(米国標準化機構)のACSX12EDIの標準として通信規定が設定されているが、ファイル・フォーマット規定、取引セットは業界で詳細設定されている。食料品業界ではUCC(UniformCode Council)、衣料品業界ではVICS(Voluntary Inter-Industry Communication Standard Group)が指導している。EDIによる標準規定は企業間のすべての通常取引にわたっており、発注納品、出荷通知、代金決裁などが代表的に利用されている。伝票処理に比べ、ペーパーレスであるので、処理コストや郵送コストなど大幅なコスト削減となり、さらに配送スピードの向上と計算ミスの削減が達成される。

出典 (株)ジェリコ・コンサルティング流通用語辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android