エーバル,J.(読み)えーばる

世界大百科事典(旧版)内のエーバル,J.の言及

【デンマーク】より

…これに対して,ドイツ敬虔主義詩人クロプシュトックが国王に招かれて約20年間(1751‐70)コペンハーゲンに滞在したことは,その後のデンマーク文学をドイツの模倣へと向かわせた。この変換の過渡期となる18世紀後半を代表する文人にエーバルJohannes Ewald(1743‐81)がおり,彼はフランス古典主義の作法に従いながらも,クロプシュトックからの示唆を受けて,古代北欧悲劇を書いた(1773年作《バルドルの死》はデンマーク文学初の本格的歌劇)。この後感傷主義(たとえばバッゲセンの旅行記《ラビリント》1792‐93)を経て,デンマーク文学の黄金時代とされるロマン主義の時期が到来する。…

※「エーバル,J.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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