日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 エーベルト(Max Ebert)えーべるとMax Ebert(1879―1929) ドイツの考古学者。ベルリン大学で学び、ベルリン国立博物館、ケーニヒスベルク大学(現、イマヌエル・カント・バルト連邦大学)、リガ大学を経て、1927年にコッシナGustaf Kossina(1858―1931)の後任としてベルリン大学教授となる。バルト海沿岸地方などの先史時代を研究したが、もっとも大きな業績は『先史学大事典』(1924~1932)の編集・刊行事業で、全ヨーロッパの学者を動員したこの大事典は、以後の考古学研究の基礎を築くものであった。[寺島孝一] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例