オゴウェ川(読み)オゴウェがわ(英語表記)Ogooué

改訂新版 世界大百科事典 「オゴウェ川」の意味・わかりやすい解説

オゴウェ[川]
Ogooué River

アフリカ中部,ガボンを貫流して大西洋に注ぐ川。長さ約1200km。流域面積は約22万3000km2で,ガボン全土の大部分を含む。河口より約200km上流のランバレネまでは常時航行可能で,木材搬出などに利用される。運ばれた木材は河口近くの港町ポール・ジャンティルから輸出される。ピエール・サボルニャン・ド・ブラザの探検隊が,1875-83年に全流路を航行し,水源をつきとめた。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オゴウェ川」の意味・わかりやすい解説

オゴウェ川
オゴウェがわ
Ogooué

ガボン中央部を横断する川。コンゴ共和国南西部のレケティ山南麓に源を発し,北流してガボンに入り,マスク付近でほぼ北西に向きを変え,東部山地に発する多くの小河川を合流,ボーウェ付近で西に流れを変えてポールジャンティール南南東約 40kmの地点で大西洋に注ぐ。全長約 1200km。河口に大三角州を形成。河口からランバレネまでは年中航行可能で,木材の搬出路にもなっている。

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