オスラー病(読み)オスラーびょう(英語表記)Rendu-Osler-Weber disease

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オスラー病」の意味・わかりやすい解説

オスラー病
オスラーびょう
Rendu-Osler-Weber disease

ランデュ=オスラー=ウェバー病ともいう。フランスの内科医 H.ランデュ,アメリカの内科医 W.オスラー,イギリスの内科医 F.ウェバーの3人が 1901年に報告した。遺伝性出血性毛細管拡張症。赤色小丘疹を中心として放射状に毛細血管拡張をみる病変が皮膚 (顔面,耳介,口唇,手指背など) ,粘膜 (口腔,消化器,鼻腔など) に多発,ことに鼻粘膜に好発し,軽い外傷でも出血する。症状は思春期鼻出血として始ることが多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android