オニオン（読み）おにおん（英語表記）onion

精選版 日本国語大辞典

オニオン

〘名〙 (onion) 玉葱(たまねぎ)。おもに西洋料理でいう。〔舶来語便覧（1912）〕

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

オニオン（onion）

玉ねぎ。「オニオンスープ」

出典　小学館

日本大百科全書(ニッポニカ)

オニオン
おにおん
onion

タマネギの英名。オニオンには多くの栽培種があり、品種改良も行われて、いろいろな大きさ、形、香味のものがつくりだされている。収穫したオニオンの球根部は乾燥されて、スライスド（薄切り）、チョップド（あら切り）、ミンスド（みじん切り）、顆粒(かりゅう)、粉末などにされ、使用目的にあわせて使われている。この乾燥したオニオン顆粒や粉末100グラムに、水1.3リットルを加えると、なまのオニオン1キログラムに相当する香味が得られ、刺激性の甘い香り、辛味のほかに、ほろ苦味を有する。スープ、グレービーソース、ドレッシング、ケチャップ、サラダ、オムレツ、ひき肉料理、肉団子、チャーハン、ミートソース、シチュー、カレーなどの料理に広く使われる。もっとも手軽な、だれにでもやさしく利用できる香辛料といえる。

［齋藤　浩］

[参照項目] | タマネギ

出典　小学館　日本大百科全書(ニッポニカ)

世界大百科事典（旧版）内のオニオンの言及

【タマネギ(玉葱∥葱頭)】より

…秋まき栽培はタマネギ栽培の90％以上を占める。冬採り栽培は昭和40年代に開発された技術で，オニオンセット栽培ともいわれ，春まきして小球を生産し，貯蔵してから，秋植えして冬から早春に収穫する栽培法である。また最近では，ベビーオニオンまたはペコロスなどといって，小球のタマネギを利用するための栽培法も行われるようになってきている。…

※「オニオン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」