オークランド諸島(読み)オークランドショトウ

デジタル大辞泉 「オークランド諸島」の意味・読み・例文・類語

オークランド‐しょとう〔‐シヨタウ〕【オークランド諸島】

Auckland Islandsニュージーランド南方無人島群。南島の南約540キロメートル、南緯50度41分、東経166度4分に位置する。オークランド島、アダムズ島など火山性地形をもつ大小八つの島からなる。13世紀頃のポリネシア人による居住跡がある。1806年に英国捕鯨船に発見され、捕鯨・アザラシ漁の拠点が置かれた。現在、定住者はいない。ニュージーランドアシカキンメペンギンなどが生息し、1998年にアンティポデス諸島キャンベル島スネアーズ諸島バウンティー諸島とともに、「ニュージーランドの亜南極諸島」の名称世界遺産自然遺産)に登録された。

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改訂新版 世界大百科事典 「オークランド諸島」の意味・わかりやすい解説

オークランド[諸島]
Auckland Islands

南太平洋南部,ニュージーランド南島の南約470kmにある火山性の無人島群。ニュージーランド領。面積612km2。主島はオークランド島(面積464km2)。1806年にイギリス捕鯨船が発見,52年まで捕鯨拠点であった。19世紀末に入植が試みられたが失敗。現在は海鳥海獣の自然保護地域に指定されている。島名はインド総督オークランド伯に由来する。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オークランド諸島」の意味・わかりやすい解説

オークランド諸島
オークランドしょとう
Auckland Islands

ニュージーランド,サウス島のインバーカーギルの南方約 480km,南緯 51°,東経 166°30′にあるニュージーランド領の火山起源の島群。総面積 606km2。およそ六つの島からなり,1806年に発見された。捕鯨基地に利用されたこともあるが,現在は無人島。オットセイなどが生息する。 1998年バウンティ諸島アンティポディース諸島などとともに,世界遺産の自然遺産に登録。

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