カウフマン,B.(読み)かうふまん

世界大百科事典(旧版)内のカウフマン,B.の言及

【十二人の怒れる男】より

…ドラマの時間と映画の上映時間が一致するのも特色の一つで,冒頭と終幕の数シーンを除き,すべて陪審室の内部で展開される。バストサイズを中心にした演出と空間的な制約を感じさせないカメラワーク(撮影はジャン・ビゴのカメラマンとして知られるボリス・カウフマン)で,精密に計算された397のカットによる構成は批評家の間で高く評価された。興行的にはテレビの隆盛に対抗して〈大作〉が流行していた1950年代後半に,製作費34万ドル,撮影実数17日でつくられた白黒映画であったが,ニューヨークのキャピトル劇場でのロードショーは1週間で打ち切られるほどの不入りであった。…

※「カウフマン,B.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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