カサバトリョ(読み)カサバトリョ(英語表記)Casa Batllo

デジタル大辞泉 「カサバトリョ」の意味・読み・例文・類語

カサ‐バトリョ(Casa Batlló)

スペイン北東部の都市バルセロナ中心部、アシャンプラ地区にある住宅。建築家アントニオ=ガウディが実業家ジュゼップ=バトリョの依頼により、1904年から1906年にかけて増改築を行った。曲線曲面を多用した独特な造形で知られる。2005年、「アントニオガウディの作品群」の名称世界遺産文化遺産)に登録された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界の観光地名がわかる事典 「カサバトリョ」の解説

カサバトリョ【カサバトリョ】
Casa Batllo

スペイン北東部のカタルーニャ州の州都バルセロナ(Barcelona)、アシャンプラ地区のグラシア通り43番地にある、カタルーニャ出身のアントニオ・ガウディ(Antonio Plácido Guillermo Gaudíy Cornet、1852~1926年)の作品(建築)。バルセロナの繊維業を営む実業家のジュゼップ・バッリョ・イ・カザノバスの依頼を受けたガウディが1904~1906年にかけて改築した邸宅である。内外装にガウディ独特の曲線的なデザインがなされ、色とりどりのタイルやステンドグラスで装飾されている。◇バルセロナ市内には、カサバトリョのほか、同じグラシア通りにあるカサミラ、また、アシャンプラ地区には世界的に有名なサグラダファミリアがあるほか、グエル公園グエル邸、カサヴィセンス、テレサ学園、カサカルヴェット、ベリェスグアルドの合計9つのガウディの作品がある。その他の地域のガウディの作品と合わせて、世界遺産に登録されている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android