カスティリア・レオン自治州(読み)カスティリア・レオン(英語表記)Castilla-León

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

カスティリア・レオン〔自治州〕
カスティリア・レオン
Castilla-León

スペイン北部中央の自治州。 1983年自治州となった。ほぼ中世末のカスティリア王国の領域にあたり,アビラ,ブルゴスレオンパレンシアサラマンカセゴビアソリア,バリャドリド,サモラの9県から成る。メセタと呼ばれる中央高原北部を占め,北はカンタブリカ山脈,南はエストレマドゥラ,マドリード,カスティリア・ラマンチャ各州,西はポルトガル国境,東はイベリア山系に限られる。中心都市バリャドリド。内陸性気候で乾燥し,ヒツジなどの飼育や穀物ブドウなどの栽培が行われる。バリャドリド,ブルゴスで工業が発達し,サモラ,サラマンカでは無煙炭を産出し,水力発電も盛ん。面積9万 4147km2。人口 253万 7495 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android